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E/E診断テスト・モード

概要このドキュメントは、SAE J1979(2007年5月)に取って代わり、技術的にISO 15031-5 2010と同等の内容に、米国カリフォルニア州大気資源局の改訂規則および欧州委員会の改訂規則で義務付けられている新しい機能が追加されたものです。このドキュメントは、米国およびヨーロッパ、その他今後同様の要求を採用する可能性のある地域における車載診断(OBD)規制のデータ・レポート要求を満たすことを目的としています。このドキュメントは以下を規定しています。a.要求および応答メッセージのメッセージ形式、b.外部テスト装置からの要求メッセージと車両からの応答メッセージ間およびこれらのメッセージとそれに続く要求メッセージ間のタイミング要求、c.データが利用できない場合の車両と外部テスト装置の両方の動作、d.OBD規制を満たすための対応する要求および応答メッセージの内容を含む一連の診断サービス。このドキュメントには、複数の地域、年式、エンジン形式、車種に対するOBD要求を満たすために必要な機能が含まれています。これらの規制は一部の地域では最終的に決定されていませんが、今後変更される予定です。このドキュメントは、規制内容を解釈しようとするものではなく、従って対象となる診断サービスや各種車両応用機器のデータ・パラメータの適用可能性を規定するものではありません。このドキュメントのユーザーは、このドキュメントの各セクションの特定の車両、エンジン、年式、地域に対する適用可能性を確認する必要があります。SAE J1979/ISO 15031-5は、自動車の排ガス関連データに関係する診断のために自動車および外部テスト装置がサポートする必要がある診断サービスと機能的に処理される要求/応答メッセージを規定しています。SAE J1978の要求を満たす外部テスト装置は、これらのメッセージを使用して車両から排ガス関連情報を取得できるものと見なされます。SAE J1979/ISO 15031-5のこの部分の各セクションは、ISO 9141-2、ISO 14230-4、SAE J1850、およびISO 15765-4の既存のセクションに詳細規定を追加し、これらの規定に取って代わります。SAE J1979/ISO 15031-5のこの部分は、PID、OBDMID、TID、およびINFOTYPESのすべての定義を規定するSAE J1979-DA(デジタル附属書)を参考としています。注記:SAE J1979/ISO 15031-5は、国固有の規制に含まれる要求を満たすメカニズムを規定し、このドキュメントに含まれる機能がすべて国固有の規制によって義務付けられているものではありません。SAE J1979は規制の解釈に対して最終権限を持つものではありません。従って、読者はこのドキュメントで定義された機能が特定のニーズに適用可能かどうかを判断する必要があります。
規格J1979
発行日2010年9月28日
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