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アプリケーション層の診断

概要SAE J1939シリーズの推奨指針は、オンまたはオフ・ロードで使用される小型および大型車両と車両から派生したコンポーネント(発電機セットなど)を使用する適切な据置型応用機器での使用を意図しています。対象車両にはオンまたはオフハイウェイ・トラックおよびそのトレーラ、建設機械、農業用機械器具が含まれますが、これに限定されません。これらのドキュメントは、車載電子装置の開放型相互接続システムを提供することを目的としています。これらのドキュメントは、標準アーキテクチャの提供によって電子装置が相互に通信できるようにすることを意図しています。J1939-73は、車両整備ツールのインターフェイスとして使用する診断用コネクタを識別し、診断サービスを実行するメッセージを定義しています。指定済みコネクタと定義済みメッセージのサブセットは米国カリフォルニア州規制のOBD II要求を満たしています。診断メッセージ(DM)は、車両を修理する際に必要となるユーティリティを指定します。診断メッセージは、受信した情報をベースにして診断情報をレポートし、必要に応じて自己補正を行えるように、ネットワークに接続された電子制御モジュールが車両を操作する際にも使用されます。診断メッセージには、アクティブ・ダイアグノスティック・トラブル・コードの定期的ブロードキャスト、オペレータ・ダイアグノスティック・ランプ・ステータスの識別、ダイアグノスティック・トラブル・コードの読み取りまたは消去、制御モジュール・メモリの読み取りまたは書き込み、セキュリティ機能提供、メッセージのブロードキャストの停止/開始、診断準備完了のレポート、エンジン・パラメータ・データの監視などのサービスが含まれています。
規格J1939/73
発行日2010年2月24日
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